ファイヤーキング カラー カタログ
ファイヤーキング Dハンドルマグ
Anchor Hocking
1942年頃~1976年
ファイヤーキングを代表するマグがこのDハンドルマグ。丈夫で保温性のよいオーブン耐熱ガラス製です。ファイヤーキングブランドが始まる1940年代に誕生し、1976年までの約30年間変わらぬデザインで作られました。 2本の指を入れ親指で支えて持つよう出来たハンドル(取っ手)は滑りづらく、分厚くつくられたボディは手のひらに馴染み、リム(飲み口)は唇にソフトな感触です。優しいミルクガラスの特徴とマッチした機能的で完成されたデザインです。
ファイヤーキング チリボウル
Anchor Hocking
1950年代中心、70’s物もあり
ファイヤーキング チリボウル、別名シリアルボウルと呼ばれています。主に1950〜60年代に作られた物で、素材はオーブン耐熱ガラス。一人用のサラダボウルにちょうどよいサイズです。もともとは米国料理の豆煮込み、チリコンカルネやシリアルフード向けに作られたボウルです。持ち手部分が薄めで底が平らではないため具を分散させたいスープ専用ではありませんが、小鉢代わりにできる多用途なボウルのため使用頻度が高いです。シリーズ名がはっきりしませんが、アンカーホッキング社のカタログによるとブレックファースト1700Lineシリーズの中にこの製品を見つけることができます。マグカップの色と合わせて揃えたいアイテムです。
ファイヤーキング ソーダマグ
Anchor Hocking
おおよそ1960年代中心
ファイヤーキング 「ソーダマグ」、別名コーラマグとも呼ばれていたそうです。泡が出る炭酸系の飲み物(ソーダ)を飲むためにデザインされたマグで、マグの下部はシュっと細身で上部はふくらんだデザインになっています。これは炭酸用グラスに見られる形状で、上部の容積を大きくすることで炭酸飲料を注いだ際に出てきた泡があふれ出ないようにするためだとか。ファイヤーキングにしてはめずらしくポップな雰囲気のマグで、形がシンプルでキュートです。1960〜70年代、アメリカの方はこんなマグを使ってコーラを飲んでいたんですね。ヴィンテージ価値がつきましたが現在でも大変人気のあるマグです。
ファイヤーキング バレルマグ
Anchor Hocking
おおよそ1960年代以降
当時のアンカーホッキング社のカタログには「レンジャーマグ」という名称が使われていましたが、樽(たる)に形が似ていることから「バレル(barrel=樽)マグ」と呼ばれはじめたようです。ファイヤーキングの中では一番大きなマグですが、「マグ」というよりも「中ジョッキ」といったほうが良さそうです。想像通りの大容量サイズになります。容量はすりきりで350mlですので、缶ビールには都合が良さそうです。(Dハンドルマグは260ml)。カラーバリエーションは単色カラーの白、ミルクガラスに後から色付けされたタイプのブラウン、山吹色、黄緑、オレンジや、クリアタイプのアンバーがあります。
ファイヤーキング キンバリーマグ
Anchor Hocking
おおよそ1960年代以降
ダイヤ柄とボコボコしたデザインが特徴のキンバリーマグ。ダイヤモンドの産地として名高い南アフリカ共和国の都市「Kimberly」が名前の由来と言われています。現在作られているマグにはないその魅力的で独特なデザインを持つキンバリーマグは、初めて見る人をも惹きつけてやまず、また手に入れやすい価格ゆえにファーストFKアイテムとして選ばれることもしばしば。外側の凸凹の先端部が色カケしているものがやや見かけられますが、それでも大変な人気を博しているファイヤーキングのカラーマグの代表格、キンバリーマグです。
ファイヤーキング コンコードマグ
Anchor Hocking
おおよそ1960年代中心
ボトム部分の足がひらひらとしたフリルのようで、大変かわいらしいデザインが特徴のコンコードマグ。その足部分がほたて貝のような形をしているということから、別名「スカロップ(scallop=ほたて貝)マグ」とも言われています。カラーは、ペイントをはねとばしたような「スプラッシュ」タイプ、ミルクガラスに後から色づけされたカラータイプ、ミルクガラスのホワイトがあります。生産された数が少なかったからか、米国でこの形の製品を見つけることはとても難しいため、日本においても見つけるのはそう簡単ではありません。見つけたらなんとしても手に入れたい希少なマグです。
ファイヤーキング キャメロットマグ
Anchor Hocking
おおよそ1960年代中心
当時の製造数が多くなかったため今ではレアアイテムとしてなかなか手に入れづらいキャメロットマグ。こちらのキャメロットマグも積み重ねることが出来るスタッキングタイプのマグです。大変細かなつくりのドットエンボスの加工が表面に施されており、その細かさゆえに現存するものは極小のカケがやや見られますが、そんなことは欠点とされずに高い人気を誇り続けているマグです。カラーは、単色カラータイプとグラデーションタイプがありますがいずれも人気です。また、このマグは数が少なく、お店で出会う事はそうありません。年に数個見つかるかどうかという品ですので、発見次第チェックしたほうが良さそうです。
ファイヤーキング スタッキングマグ
Anchor Hocking
おおよそ1960年代以降
ブランド後期に大量に製造されたスタッキングマグ。積み重ねて保存することができるスタッキングマグには、角のある「レギュラーハンドル」、丸みを帯びた「ラウンドハンドル」、ボトム部分のデザインがリブ状になっている「リブドボトム」の3種類が製造されていました。カラーリングも、様々な色やバリエーションがあり、値段もお手頃とあって集めるのがとても楽しいシリーズです。なかでも、こちらのレギュラーハンドルタイプが一番多くのカラーバリエーションが作られており、レア度の高いものもあったりします。
ファイヤーキング スタッキングマグ ラウンドハンドル
Anchor Hocking
おおよそ1960年代以降
積み重ねて保存することができるスタッキングマグ。なかでもハンドルの形が丸みを帯びているこちらのタイプは「ラウンドハンドル」と呼ばれています。ハンドルデザインが違うだけでボディ部分の形やサイズはレギュラーハンドルタイプのもと同じなので、レギュラーハンドルとスタッキングすることも可能です。カラーは、レギュラーハンドルと同じカラータイプのものもあれば、異なったカラーバリエーションのものもあり、是非合わせてコレクションしていきたいですね。
ファイヤーキング スタッキングマグ リブドボトム
Anchor Hocking
おおよそ1960年代以降
こちらはボトム部分がリブ状にデザインされた「リブドボトム」と呼ばれるスタッキングマグです。リブドボトム同士を積み重ねて保存することはできますが、前述の2種類のスタッキングマグとは形が異なるためにそれらとスタッキングすると微妙に浮いていたり収まりが悪いこともあります。また、リブドボトムのグラデーションはレギュラーハンドルやラウンドハンドルのグラデーションとは逆で、上が薄く下にいくにつれて色が濃くなるタイプのグラデーションが主です。リブドボトムデザインのボウルも製造されていました。
ファイヤーキング スタッキングマグ ブラックリム
Anchor Hocking
おおよそ1960年代以降
カラーのスタッキングマグの飲み口部分に、黒いペイントが施されたシリーズ。ハンドルの形は、レギュラーハンドルとラウンドハンドルがあります。カラー展開は、赤、黄色、青、黄緑、ホワイトなどが確認されています。また、マグのほかにスタッキングできるボウルも製造されていました。
ファイヤーキング 9ozマグ
Anchor Hocking
おおよそ1960年代以降
9ozマグ、その名の通り容量が9ozあるマグです。長細いフォルムで細身の印象を受けるマグですが、9ozつまり270mlもある容量大きめのマグです。こちらのマグはカラーマグとしてよりもキャラクターなどがプリントされたプリントマグのベースとした用いられることが多かったようで、カラータイプのものは今ではいずれも希少性の高いレアなマグとなっています。
ファイヤーキング その他のカラー製品
Anchor Hocking
おおよそ1960年代以降
ファイヤーキングには、前述のカラーマグ以外にも様々な形のマグが製造されていました。スープマグは、刻印を見てみると60年代のもの。本体のサイズは大きめで、小さめのハンドルがちょこんと付いています。マグと言うよりかはマグの形をした小さめのキャセロールという感じです。エスプリマグは、ファイヤーキングブランドが終了した後の80年代初期頃に製造されていたシリーズです。